
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』
観ました。
EVANGELIONでした。
完璧に。
きっと、庵野秀明監督が見せたかった本来のEVANGELIONに
近い姿なのだと思います。
そして、今の子供たちに見てほしい形に仕上げているのだと
思いました。
今から10年前、パソコンもまだ持っていなかった1997年3月。
私達は劇場版『DEATH&REBIRTH シト新生』の公開前日から
映画館の前に並びました。
今回は公開3日前にはインターネットでチケット予約を済ませていました。
座席の取り方だけでも、この10年という時代の流れを感じます。
当時、徹夜で並んだ戦友と今回、10年振りに映画を観に行きました。
観終わった後、EVAについて語り会える友人に出会えて本当によかったと
心から思いました。ありがとう。これからもよろしく。
EVANGELIONは私に多くのことを教えてくれました。
なんといっても、編集の喜びです。
劇場版『シト新生』公開前の興奮状態の中、映画予告編やTVシリーズの
映像をミックスして劇場版の主題歌、高橋洋子「魂のルフラン」の
ビデオクリップを勝手に作りました。家にあるS-VHSの2台を使って。
映像の画面切り替えと音楽のタイミングが合わさった時の感動、
出来上がった時の達成感が、その後に続く編集魂に火をつけました。
作ったものを勝手に友達に送る習慣が生まれたのもこの時期でした。
その勢いは現在のドラマ日記へと受け継がれることになります。
また、話の「構成」という概念もEVAから学びました。
ひとつの話を幾つかのエピソードに分けて、ミックスさせるという
表現方法。全てを語るのではなく、1エピソードをあえて抜くことで、
想像させる。ゆだねる。そうすることで作品の意味を膨らませ、
見ている人それぞれのEVANGELIONができあがっていくという考え方。
その他にも、映像と音楽は1対1だという関係性にもあらためて
気づかれたりと、エヴァンゲリオンからは多くのことを学びました。
そして2007年9月1日。
あらためて、思い知らされました。
EVANGELIONの次回作がこんなにも待ち遠しいということを。
最後に一言だけ。
おかえりなさい。
2007年9月1日 ozy-
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-テレビ放送歴-
2009年夏
7月3日(金)21:00より日本テレビ