神代 広平(福山雅治)
「言語聴覚士の宍戸先生、また来てほしいって。
よかったら、今日 仕事終わりで行ってみませんか?
もちろん、一緒に」
佐野 さくら(藤原さくら)
「いい、一緒に?」
顔がもう、喜んじゃってます。
小さくうなずくことで精いっぱいでした。
『ラヴソング』 Story #2
#仕事終わりの立ち食いそば屋にて.
広平
「"ここ コロッケと、はは、ハムカツを。"
…7秒」
さくら
「はい?」
広平
「佐野さんがコロッケとハムカツそばを頼んだ場合に掛かった時間」
さくら
「7秒…」
そんなものなんですよね。
広平
「佐野さんはねぇ。周りの目を気にし過ぎなんじゃないですかねぇ」
さくら
「ふ 普通、気になりますよ」
広平
「まぁ若いですからね。
年とってくると、だんだん図太くなってくるから、
心配ないと思うんですけど」
そうかもしれません。
広平
「でも、そのたった7秒の勇気を出すことができたら、
世界はガラッと変わる」
さくら
「せせ 世界が、変わる?」
広平
「かもしれない」
そば屋の定員
「ヘイ。特天玉の海老わかめそばね。おまちっ」
ヘイそば屋、なんかグッジョブ。
#宍戸スピーチクリニックにて.
宍戸夏希(水野美紀)
「ここ(ノート)に、今の気持ちを書いて。何でも良いの。
つまんなーいとか、このオバサンうるさいなーとか」
小刻みにうなずく さくら。
夏希
「お、今 何にうなずいた?
オバサンの方? うるさいなーの方? どっち」
広平
「どっちも どっちも」
夏希
「…ひどくない?」
昔のバンドのノリなんですかね。
さくらと夏希の後ろでチャチャと広平のちょっとしたやりとりが
地味に お気に入りです。
#翌朝の自動車整備場にて.
広平
「…まぁ、秒数は関係ないけどね」
どうして、さくらは突然笑い出したのか。
きっかけなんて、何でもよかったんです。
嬉しいことがあったら、喜ぶ。
めちゃくちゃ嬉しいことがあったら、大声で笑う。
とっても素直な女の子なんです。
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『Love Song』 next
2016年04月19日
この記事へのコメント
ああだこうだ言う
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