2016年02月09日

東京都大田区東雪谷からシャッター音

井吹 朝陽(西島隆弘)
「急で申し訳ないんだけど、
 …君に会いたいんだ」



#東急田園都市線の車内にて.

久しぶりにワクワクしながら電車に乗っている。
今、雪が谷大塚駅に向かっている。
いつか行こうと思っていたが、なんと言うか
いかざるを得ない心境になっている。

勢いで言えば、昨晩放送された第四話ラストの
井吹さんそのものである。
気持ちが言動として出てしまう。
駆けつけたい。そして、駆け抜けたい。
これが青春だ。

はしゃいでいる。
平日のお昼時にこれだけ
はしゃげるのは良いと思う。



いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』 第四話 ドラマ日記14年目の新春ツアー特別号



日向 木穂子(高畑充希)
「月がきれいですよ」
杉原 音(有村架純)
「本当だ」



#東京都東雪谷の階段にて.

思い出の場所を何か所か周ることができた。
単にドラマのロケ地めぐりなのだが、
ひとつひとつの場所に、私の思いが
入り込んでしまっているので、勝手に
"思い出の場所"と今日は呼ばせて頂きたい。

そのなかでも一番訪れたかったのは、
遠くにビルや街並みを望むあの坂道からの景色だった。

東急池上線・雪が谷大塚駅から歩いていくと、
あの坂道の下から見上げることになる。

坂道が近づくにつれ、ドキドキは高まっていく。
東京都大田区東雪谷3丁目、
目の前に坂道が現れる。

坂道の中腹には女の子のグループ5人がいる。
間違いない。あの坂だ。

一歩一歩のぼっていく。
振り返るのは中腹くらいに入ってからだ。
中腹にいる女の子グループは携帯電話のカメラで
撮影しているようだ。
しまった。私が写ってしまうではないか。
それでは彼女たちが思い描く『いつ恋』の雰囲気が台無しだ。
思わず、坂の途中に抜ける道へと逃げ込む。

回り込むルートになったが、そのまま進めば
あの坂道の頂上にたどり着くことになる。

"大田区東雪谷3丁目9"
この表示板の角を左に曲がれば、あの坂道が眼下に広がる。
身体をぐっと前に押し出す。



ついさっきのことだが、この瞬間のことは憶えていない。
ただ、何歩か歩くたびにカメラのシャッターを押していた。

急な坂道を見下ろす風景。
そのはるか先に 人が建てたビルが並んでいる。
以前も、こんな風景をもとめた時の日記があった気がする。
#日記「兵庫県立西宮北高等学校上り坂登頂にて」(2010年2月7日)
#驚いたのは日付がほとんど同じだということです.2月ってそんな時期です.


気づけば坂道を下りて、呆然と歩いていた。
そのまま雪が谷大塚駅へ向かうルート上である。

ふと、あの坂道をのぼっていないことに気付いた。
心を落ち着かせて、もう一度、坂道へと向かう。

午後3時過ぎ。
温かい午後の日の光と夕暮れ時のせつないオレンジ色が
重なったような日差しが坂道を照らしている。
何度見てもうっとりしてしまう。

中腹には女の子グループがいる。
そうだった。

彼女たちにとって、今の私は『いつ恋』世界の
登場人物のひとり。
練(高良健吾)とも晴太(坂口健太郎)とも
井吹さんとも、見た目はかけ離れているが、
そこは じいちゃん(田中泯)の「さすけねぇ」の
精神で乗り越えて頂きたい。

女の子グループのひとりがこちらへ歩いてきた。
「写真、お願いしても良いですか?」

二つ返事で引き受けた。
この風景に写る全員の写真が撮りたい。
同じ『いつ恋』ファンとして、
同じ風景に包まれている仲間として、
素敵な思い出として残したいという気持ちは同じだ。

iPhoneを縦向きに撮影した。
私の悪いこだわりが出てしまい、
今度は横向きにして撮るようリクエストしていた。
女の子ひとりが腰を下ろす。
流れるように5人全員が腰をおろす。
きっと、私たちよりもこの風景が沢山写るように
という思いが行動に出たのだと思う。
私も自然と腰をおろしてシャッターを押していた。

日差しを浴びた坂道の中腹で、5人と1匹が
腰をかがめている光景。
『いつ恋』が作り出したファンタジーである。



次回予告
"第一章、完結。"

第一章の間に、こうして かけがえのない
思い出を残すことができた。
どんな出来事が起きようとも、
あの坂道からの風景を僕らはずっと忘れない。



最後に。
このページではめったに載せない写真を
一枚だけ紹介したい。

あの坂道のすぐ近くにある
今座っている階段からの風景。

ドラマには出てきていないかもしれないけど、
練も音も木穂子も晴太も、きっとこの景色を
見ていただろうなと想像しながら
この階段を下りたいと思う。


東京都大田区東雪谷にて



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posted by ozy- at 23:58 | 東京 ☀ | aada coda iu(0) | track back(0) | 2016年
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