父の遺灰が入った骨壺を抱えて、バスや飛行機に乗ったことがある。
もういないんだけど、確かにこの腕の中にいて。
そういえば、生きている時もこんなに近づいたことは
あまりなかった。
もう声は聞くことはないけど、
残してくれたものは、いまでもずっと しまってある。
就職祝い、転勤の引っ越し祝い、帰省した時のお駄賃、
申し訳ないけど、のし袋ごと使わずに全部とってある。
今、着ている部屋着も、父が着ていたものだったりする。
言葉は残っていないけど、父が残した多くのものに
囲まれて生きているんだと、あらためて気づかされた。
『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』 第1話
#脚本:坂元裕二 / 演出:並木道子.
“満島ひかり (声)”
最後にとどめをさされた瞬間でした。
一通の手紙から始まり、
一通の手紙で終わった第一話。
ピョン吉に引き続き、あなたの言葉に
胸がしめつけられています。
満島ひかりさんと坂元裕二さんがこれまで つむいできた思い、
杉原 音(有村架純)、そして曽田 練(高良健吾)へと
しっかり引き継がれたようです。
---
『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』 next
追伸。
2016年、明けましておめでとうございます。
年明け早々、暗い雲に覆われたような日々が
続いていましたが、ようやくSMAP 5人の声を
聴くことができて、新年のご挨拶が心から
言える喜びをかみしめております。
2013年が『あまちゃん』だったように
今年は『とと姉ちゃん』の年として、
後世に残る年になると思いますが、
2016年1月18日が素晴らしい一年の始まりとして
私の心に深く刻まれました。
2016年01月19日
この記事へのコメント
ああだこうだ言う
この記事のTrackBackはこちらです