2015年03月14日

よりどころ

草野 和歌子(石原さとみ)
「“がんばれ”って言ってくれないんですか?
 たまに夜 さけんでるじゃないですか」
島田 航一郎(大沢たかお)
「あぁ。…違うって。
 “がんばれ”ってのは、人に言う言葉じゃないよ。
 あれは自分に向かって言ってるんだ」


そういうことだと思う。
最初は“言葉”にもなっていなかった
“思い”を自分の中で念じていたんじゃないかな。
いつか、その思いは“言葉”になって、
身体から出て行った。自然とさけんでいた。
自分に言い聞かせるように。

その言葉を聞いていた人は
さけんでいるその人に
勇気をもらったんだと思う。
“がんばろう”って。

思いが込められた言葉には、
人に伝わるチカラがある。
そのことを無意識にでも
感じ取っている人は、
頑張っている人に対して、
やっぱり“がんばれ”って
自然と声を掛けてしまう。
そういう光景もまた
素敵だと思う。





映画【風に立つライオン
#原作・歌:さだまさし / 脚本:斉藤ひろし / 監督:三池崇史



ひとつの歌が、物語となって、映画になった。
いろんなものがバトンとして
ひとりひとりに手渡されていく。

それは最初の思いが、
純粋で永遠が詰まった結晶だったから、
それを受け取った人が
自然と誰かに伝えたくなる。
その繰り返しで生まれたのが
この映画だと思う。


エンディングで
もとになった歌が流れてきて、
物語のピースが
ひとつひとつ
はまっていくたびに
ひとつぶひとつぶ
こぼれていく。

最初に生まれた思いの結晶は
眩しいくらい、今なお光輝いている。






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追伸。

エンドロールは私にとって
涙をふくための時間でもあるのですが、
くちびるに歌を】のような
歌がメインの作品は、上映後5分くらいかけて
ゆっくりと照明をつけて頂きたい。

もしくは、
普及してきたPCブルーライトカット・メガネのような
上映後に掛けるサングラス“ティアーズカット・メガネ”を
開発して頂きたい。
posted by ozy- at 20:23 | 東京 ☀ | aada coda iu(0) | track back(2) | 【CINEMA】
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