2005年05月05日

3年B組卒業旅行

“まもなく北千住 まもなく北千住”

千代田線車内の電光掲示板が繰り返す。
まわるまわる。
頭の中で流れていた「初恋のいた場所」の
ボリュームがどんどん高なっていく。





3年B組金八先生



北千住駅西口から商店街を通り、
イトーヨーカドーを右に曲がり日光街道を
北上していく。
歩く。歩く。
上り坂が見えた。
あれはただの坂道ではない。
千住新橋を渡るスタートラインだ。
上っていく。
この気持ちは江の電に似ている。
車窓が海一色に変わる、あの瞬間を
待ちわびながら鵠沼辺りを通過して
いる時の心境だ。
くる。くる。くる。
パァッ。



僕らのドラマ」オープニング記念
“ozy-、荒川の土手を行く”

#この日記はドラマを見ている時と同じスタイルで書いています.
#つまり,傍らに手書きのノートを置き、思いついた言葉をああだ
#こうだと書きつづっていくスタイルです.
##そのノートの内容を今パソコンに写しています.



そういえば、朝から何も食べてこなかった。
この荒川に来るまでも商店街を眺めていたが、
行きたい、見たい、歌いたい、という思いが勝っていたのか
ここまで一気に来てしまった。
千住新橋の周りを見渡すと、公共施設のような建物を見つけた。
#学びビア21
入ってみると私の心のオアシス、図書館だ。
レストランがあるというのでさっそく入ってみた。
7Fレストラン「さくら」
嬉しい。初代店長が金八フリークだったのだろうか。
桜中学の「桜」からつけてくれたと勝手に思い込んで
喜んでいる。店内は窓に囲まれており、日の光が差し
込んで明るい。落ち着いたジャズが流れていた。
テーブル席には番号がついていた。自然と“8”を
探していたが、すでに家族連れが座っていた。
そうかそうか、一家で金八フリークか。
少しほほえみながら、私は“16”に座った。
ミックスフライ、ごちそうさまでした。
おいしかったです。
#以上の日記をこのテーブル16で書いた.


食後、図書館のコンピュータ検索を使ってみた。
「金八先生」検索。0件だった。負けずに
カタカナで「キンパチ」と入れてみた。2件。
“金八語録1”“金八語録2”だった。


 



図書館を後にして、荒川に戻ることにする。
#以上は入り口(4F)を出てすぐのベンチで書いている.


川はいい。というか芝生がいい。
思いついたら立ち止まり、芝生に腰掛けて
ノートを広げては書けるからだ。


今、ついにスタートラインに立っている。
まさに金八オープニングの地だ。
世代によって、この土手を歩く時に
流れるBGMが違うのではないだろうか。
私の場合、「はっ」と気づいた時には
「人として」だった。パート2だ。
それは間違いなく再放送のパート2。
友達の家で見た、ファミコンをやり終わって
CMの間だけ「夕焼けニャンニャン」を
ちらちらさせながら、どっぷり見た
『金八先生』パート2再放送だ。






今、そのテレビの中の世界にいる。
不思議なもので、心が晴れやかだ。
天気のせいだけではないと思う。
そして、あぁここかと。
心のふるさとだと。
自転車に乗りたくなる。住みたいと思う。
おしりの下に敷くブルーシートを持ってくれば
よかったと思う。
#今は直で芝生だ.
寝転んでみる。ゆっくりゆっくり、バタン。
空はどこまでも青かった。
靴を脱いでみた。横にノートも置いてみた。
遺書みたいだった。
明らかにハシャいでいる自分がいた。
ちょっとカワイイと思った。
再び土手に上がろう。


だめだ。
土手を歩いていると言葉がどんどん
浮かんできてしまう。
また立ち止まって土手から下りて書いている。
向こうから歩いて来る人がヘッドホンをかけていた。
間違いなく金八主題歌全集だ。





私の頭の中では「人として」リピートだった。
何度か振り返った。外人のお姉さん二人組が
ジョギングしてくるのではないかと。
まわりを少し見渡した。
私の前にサッカーボールを投げてくれ。
蹴り返すから。
ボート部は来なかった。


そういえば、この日のために買った
「iPod」っぽいものを買っていた。


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#COWON「iAUDIO M3」


実際買ったのは一月頃だったが、この日のために
買った気がする。
「人として」を流して歩いていこうと思う。
その後、最新曲「初恋のいた場所」を流してみようと思う。
この2曲が今私の持つ金八全曲集だ。
あとは桜中学校歌を歌えばいいさ。
私にダンボールをくれないか。


今、立ち上がった時、ちょっとスベった。
ダンボールもないのに直でスベってしまった。
大森巡査(鈴木正幸)に笑われたような気がして、
くやしかった。でもやっぱり嬉しい。
今日はもう全てが嬉しい方向に転換するような
システムになっている。



ごめんなさい。ごめんなさい。
金八くん、ストップストップ。
一番の歌詞が終わったところで止めて、
芝生に逃げ込んできた。
今泣いている。
さっきのiPodっぽいものを耳にはめて
「人として」の本物を流した。
その瞬間、もうじわっと泣いてしまった。
自分で「ウソだろ」と思った。
「まさか」というくらいじわっと出た。


ミラクルが起きた。
じんわりしながら歩いていると、
少し前を私と同じようにひとりで歩いている
おじさんがいた。金八ジャケットだった。
しまったと思った。自分もこの日のために
オーダーメイドしておけばよかったと思った。
その金八っぽい人の後ろ姿を近くで見たくなった。
もっともっと近くに。
何だか金八っぽい人のストーカー気分だった。
時々、立ち止まる金八っぽい人。
まわりを見渡している。両手を腰にあてる
そのしぐさはもう「っぽさ」をはずして
金八そのものだった。

私はその金八先生に「わー」と駆けより、
「ワッショイワッショイ」と胴上げをしたい気分だった。
金八先生は、その前に「3ねーんBぐみー」とは
言っていなかったが、
私はもう心の底から3年B組なので
呼ばれなくても駆け出す資格はあった。
だが涙がとまらないので、土手から下りて
こうして書いている。


もう金八先生は遠くにいってしまった。
もしかしたら、あの金八先生は私の見た
まぼろしだったのだろうかと思うように
なっていた。もしかしたら神様が夢という名の
天使を私に見せてくださったのかもしれない。
神は私を3年B組の一員としてみとめてくださったのか。
そう勝手に思うことにした。なぜなら、今日は
全てが嬉しい方向へと向かう脳みそだからだ。


おぉ、隣の親子連れがダンボールでスベり
はじめとるじゃないか。あぁ神様の意地悪。


もう一度、再生ボタンを押すと、すぐ2番が
始まる。こわい。こわい。ただ、このこわさは
「まんじゅうこわい」のこわいだ。
本心は逆なのだ。再び土手をかけあがろう。



-----
現場ノートはここまでで終わっています。
この後、荒川の土手を堀切ジャンクションの
辺りまで歩き、受験シーンで有名な東武伊勢崎線
堀切駅、桜中学校のロケ地でおなじみ足立二中、
小塚崇史(鮎川太陽)や鶴本直(上戸彩)が住んでいた
高層マンションの前を通りながら再び北千住駅に
戻り、家路につきました。


最終回を見終わった(5.3)翌日ということもあり、
いまだ余韻にひたっております。
いい旅でした。


長々と書きつづってしまいましたが、
最後までお付き合い頂きありがとうございました。



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posted by ozy- at 01:30 | aada coda iu(0) | track back(0) | 2005年
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