2012年02月06日

島本イズム

「オトナの!」第三回は
「オトナの本」について語り合う回でした。
福田雄一さんがオススメしたのが
島本和彦『逆境ナイン




あまりに嬉しかったので、ざっくりと
その時の福田さんのトークをご紹介したいと思います。

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大学の演劇部の部室に『炎の転校生』が
置いてあったんです。それを読んだ時に、
何が面白いのか全然わからなかったんです。
ただ、すごい熱い感じだなぁって。


それで、いざ『逆境ナイン』を映画化しますって時に、
自分が10年という時を経て読んで
「うわ、こんなバカバカしいことを
 こんなシリアスにやってる漫画」
っていう見方になって。
そこで初めて島本和彦の面白さがわかったっていう。


それを自分の中に取り入れられないかなと思っている
流れがいまだに続いてるんですよ。僕の中で。
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その最前線にいるのが、現在放送中の
ミューズの鏡』です。
#脚本・演出:福田雄一.


特にマクベス夫人の回(1/28)はお気に入りです。

シェークスピア劇『マクベス』の一節を
1分間で覚えて、舞台で演じろという回でした。



彩吹うらら(平野綾)
「無理よ。あのマクベスの長セリフを1分でなんて」
君島清二郎(浪川大輔)
「くそっ、ダメだ。
 マクベスは俺にも降りてきてはくれなかった」


皆が覚えきれない中、
いよいよ向田マキ(指原莉乃)の番です。
マキはゆっくりと舞台へ近づいていきます。

姫川あやの(荒井萌)
「何あれ。…コワイ」


舞台へ上がったマキは、振り返ると
凍りついた瞳で会場を睨みつけます。
思わず飛び上がる沖田竜(池田成志)

あやの
「先生が、…オカシイ」

たいがいオカシイんですけどね。


沖田竜
「あの目、あの目は…、マクベス夫人!」


マキは台詞をとうとうと語り始めます。

清二郎
「なんだ? あの上下に動く目線は。
 まるで、目の前のカンニングペーパーが
 あるような動きだ…」
うらら
「違うわ。まだ演技の知らないあの子は、
 眼の前にある台本を そのまま読んでいるのよ。
 幻の台本を読んでいるの!」


マキは幻の台本を時折カミながら語り続けます。

沖田竜
「無論、マクベス夫人もカムことはある。
 そのリアリティまで演じきるかぁ」
うらら
「あの子は今、マクベス夫人として、
 台本を読んでいる!」
あやの
「わからない! 私には 複雑すぎてわからない!」



この過剰っぷり。
この全員野球な感じがたまりません。


島本先生。あなたの魂は
きっちり受け継がれていますよ。



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逆境ナイン
ミューズの鏡
posted by ozy- at 23:13 | 東京 🌁 | aada coda iu(0) | track back(0) | 2012年
この記事へのコメント
ああだこうだ言う
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