2011年09月10日

手編みのT.I

金曜の夜。会社から帰ってきて、
もうすぐ家の前というところでした。


ウォークマンから流れていたのは
五輪真弓“恋人よ”
その最後も最後、


♪この別れ話が 冗談だよと 笑って


あとはもう渾身の


♪ほしい


を歌いあげるだけという
タメにタメた顔を、
前から歩いてきた女子高生に
見られていました。


当然、こちらは大人なので声に出して
歌うなんてことはしません。
心の声で歌っていたんです。
ただ、あのシーンを思い浮かべながら。
ちょっと涙目になっていたかもしれません。



北の国から』 第8話
#脚本:倉本聰/演出:山田良明



年の瀬の下北沢駅商店街から、
雪子(竹下景子)井関さん(村井国夫)と五輪真弓“恋人よ”


正吉(中澤佳仁)家の玄関から、
純(吉岡秀隆)蛍(中嶋朋子)と八代亜紀“雨の慕情”


中畑(地井武男)家の玄関から、
五郎(田中邦衛)と田原俊彦“哀愁でいと”


どのシーンにも共通して、セリフがありません。
流れているのは
音楽、
他人の温かい家族の団らん、
そして入り込めない私。



ドラマでしか味わえないインパクト、
言葉だけでは伝わらない彼ら彼女の心の動きが、
初めて見た時から何十年経ったいまでも
心に刻まれています。


ドラマはセリフだけではない。
そんなシンプルなことを倉本聰さん、
そして演出の山田良明さんに
あらためて教わりました。



同時期に同じような思いを抱えた黒板家。
だからこそ、
見えない糸でしっかり結ばれているんですね。



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back北の国から』 '87 hatsukoi




あと 関係ないですが、
ドラマ日記を始めて8年4ヶ月。
この日記をもって
トータル日記数 1,000件になりました。


おかげさまでとくに苦情もなく
続けさせて頂いています。

こんな感じで、これからも
ふっとした時に日記をつづっていこうと思います。


よろしかったら、お暇な時にふらっと
また遊びに来てやって下さいませ。



2011年9月10日 ozy-




posted by ozy- at 22:03 | 東京 ☀ | aada coda iu(0) | track back(0) | 2011年
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ああだこうだ言う
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