2011年06月04日

本当に

#映画を観た直後に書いたメモ帳をそのままお送りします.



上映が始まってから徐々に右下の脇腹が痛み出していた。
映画前には必ずトイレに行っているため、アッチではない。
今まで味わったことない痛みが…
そういえば、一度だけある。
高1の一学期の中間テスト前日に味わった盲腸。
あの時の悔しい思いが今 よみがえってくる。
なんだこの痛み。
盲腸はもう切り取ったはずなのに。





原作・脚本:岩崎夏海/脚本・監督:田中誠.
もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら
■2012年8月22日(水)21:00よりTBSでテレビ上映start.



川島みなみ(前田敦子)が『マネジメント』を読み始めた頃、
耐え切れず、劇場を飛び出す。
館内のトイレに駆け込むも、何も出てこない。
ただただ 痛いだけだ。


とにかく親に連絡する。
今朝、一緒に食事をしたからだ。
父は無事か。母は元気か。
そうか。良かった。私だけのようだ。
食あたりではなかった。


劇場からロビーに出ようとするも、
入退場ゲートには進入禁止のベルトが張られている。
スタッフの方に横っ腹をおさえながら説明して、
横っ腹をおさえながら映画館から外に出る。
ものすごい青空


どこか病院へ。
しまった。健康保険証は家だ。とにかく自宅へ。
自転車にまたがる。走りだす。50mほど。


なんか。痛くない。なんだこれ。
自転車効果か。
そういえば、この自転車。
大阪へ引っ越した時、実家に置いてきたクロスバイク。
東京に戻って、ひさびさに今日乗ったんだった。
あの時('10.5.23)、2年前にこの自転車に乗って転んで
前歯を折って、口からダラダラ出てくる血をとめながら
タクシーに乗り込み、その時タクシーのトランクに
乗せて頂いてどうにか持ち帰った自転車。
チェーンのカバーはあの時壊れて、
チェーンがむき出しのこの自転車に
私は救われたのか。
痛くない。


再び、両親に電話をして無事を伝える。
そう、姉にも電話していたのか。
姉にもよろしく伝えてほしい。
あぁ、やっぱり。
両親とも、最初の電話を受けた時に
2年前の前歯事故を思い出していたようだ。
ごめんなさい。あらためて。


やや痛みが残るも、自転車を駐輪場に戻して、
映画館へ向かう。
入場ゲートで先ほどお世話になったスタッフの方に
病状を伝えて、お辞儀をして、再び劇場の扉を開ける。
迷惑にならないよう、入り口付近で誰も座っていない
スクリーン近くの席に座って再鑑賞。


物語は地区予選を明日に控えた前日。
私の知っているダメダメだった程久保高校野球部たちが
今、高校球児の顔になってミーティングをしている。
この映画で一番キモになっている、野球部が変わっていく
丸一年間を見逃している計算だ。
P.F.ドラッカーの言葉が1割も入っていないまま
私だけ明日の試合に望むのか。


いいんだ。
もう続きは観られないと覚悟をきめた私にとっては
幸せそのものだ。
予選大会が始まる。勝ち進む。
映画が終わる。その時だった。


北条文乃(峯岸みなみ)
「みなみさん。本当に逃げなくて よかったですね」


泣いた。本当に。




そこにはただ『Everyday、カチューシャ』が流れていた。



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posted by ozy- at 22:10 | 東京 ☀ | aada coda iu(0) | track back(1) | 【CINEMA】
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Excerpt: 映画「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」についてのレビューをトラックバックで募集しています。 *出演:前田敦子、瀬戸康史、峯岸みなみ、池松壮亮、川口春奈、西田尚美..
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Tracked: 2011-06-05 06:07