娘(菅野美穂)は携帯電話で母の番号に掛けてみる。
“電波の届かない場所にいるか電源が入っていないため掛かりません”
電話帳から母のアドレスをゆっくりと削除する。
もう二度とかけない番号だから。
そして、もう二度と掛かってこない相手だから。
『曲げられない女』 第三話
静かなシーンでした。
さらっと見過ごしてしまうような何気ないシーンかもしれません。
ただ、私のなかで、思い出し泣きをしてしまうほど、
心に残ってしまいました。
なんでしょう。
自分のように悲しくなったんです。
そして、その後に掛ける恒例のマイケル。
この一連の流れが、リアルでした。
言葉だけでは表現できないメッセージにふれた時、
「テレビドラマ」を実感することできるんですよね。
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『曲げられない女』